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ジブリ映画の興行収入とテレビ視聴率比較

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日本を代表するアニメ会社「スタジオジブリ」の作品は、製作者の宮崎駿氏の名前をとって『宮崎アニメ』とも呼ばれます。公開された映画は毎回大ヒットを記録、しばしばテレビ放送もされています。そこで、ジブリ(宮崎アニメ)の主要作品を一覧にして、映画の興行収入とテレビ視聴率を比較しました。数値は2016年末までの集計です。

主なジブリ映画の興行収入とテレビ視聴率の比較
  放送回数 平均視聴率 映画の興行収入
ルパン・カリオストロの城 15回 17.0% 6.1億円
風の谷のナウシカ 17 16.7 14.8億円
天空の城ラピュタ 15 18.8 11.6億円
となりのトトロ 15 20.3 11.7億円
魔女の宅急便 13 18.9 36.5億円
もののけ姫 9 20.4 193億円
となりの山田くん 1 9.9 15.6億円
千と千尋の神隠し 7 24.0 304億円
ハウルの動く城 5 19.6 196億円
崖の上のポニョ 3 20.5 155億円

※視聴率の詳細画像(クリックで拡大)

ジブリ映画のテレビ視聴率は、ほとんどの作品が10%代後半〜20%以上を記録しています。風の谷のナウシカやルパン三世・カリオストロの城など、多くの人が「これ見るの何回目だろ?」と思う作品は、何度放映しても高視聴率を記録するから再放送されているのです。

そんな中でも、となりのトトロの視聴率が優秀です。トトロはこれまでに15回もテレビ放送されたにも関わらず、平均視聴率が20%を超えているのです。ジブリは他にも平均視聴率が20%以上の作品はありますが、それらは全て放送回数が10回未満です。何度も繰り返し放送され続けているのに、視聴率が大きく落ち込んでいないところが、トトロの人気の凄さです。

ジブリ映画の中でも、トトロが特に高い人気を維持している理由は、可愛いキャラクターが子供受けしているからだと推測できます。タイトルにもなっている「トトロ」をはじめ「ネコバス」や「まっくろくろすけ」など、コミカルなキャラクターが数多く登場する事が、トトロが子供達に人気の理由でしょう。またトトロは、ナウシカやラピュタのように架空の世界ではなく、現実の日本を舞台なので世界観をより身近に感じられる事も、人気の理由でしょう。

そしてジブリ映画の興行収入は、もののけ姫で200億円近くにまで急激にアップしています。カリオストロやナウシカの上映時は、宮崎アニメは今のようにメジャーでは無かったですし、それ以降のジブリ作品は子供をターゲットにした作品が多い為、Twitterの「バルス祭り」で有名なラピュタも、上記のトトロですらも興行収入は多くなかったです。もののけ姫は、大人も子供も楽しめるエンターテイメント作品としてアピールした事で、客層が大幅に広がったのです。

キムタクなど有名人を声優に使って宣伝効果を高める

もののけ姫で一気に知名度を上げた影響で、数年後に公開された「千と千尋の神隠し」は爆発的なヒットとなりました。千と千尋の神隠しが記録した304億円という興行収入は、ジブリ作品のみならず、日本映画における最高の数字です。テレビ放送でも、初回は46.9%という驚異的な視聴率を残しています。それまでもジブリ作品は高い人気と知名度を誇っていましたが、千と千尋の神隠しで、その地位は更に盤石になったと言えるでしょう。

ハウルの動く城は、ジブリ作品として千と千尋の神隠しに続く歴代2位の興行収入を記録しています。これは、ハウル役の声優をSMAPのキムタクが演じ、大きな話題になったことが理由の一つです。この成功以降、映画界では(ジブリ作品に限らず)有名芸能人が声優を担当するケースが激増しました。しかしその大半が演技力に問題があり、本職の声優を使うべきだという意見が、ネットの口コミでは非常に多いです。とはいえ、キムタクのような有名人を起用する事で広告宣伝効果が高まり、露出が増えて多くの客を呼び込めるので、作品の質はともかく、興業としては有効な戦略なのです。

ジブリ映画の興行収入とテレビ視聴率比較まとめ
・となりのトトロは何度もテレビ放送されているが、常に視聴率が高い
・千と千尋の神隠しは日本映画で最高の興行収入を記録
・キムタク等の有名人を声優にして、宣伝効果を高める戦略も使う

余談ですが、ジブリとしては異例の作品「ホーホケキョ となりの山田くん」は、同社の数少ない失敗作です。200億円近いヒットになったもののけ姫の後にも関わらず、山田くんの興行収入はわずか15.6億円に終わっています。一度だけテレビ放送されたものの、視聴率は10%にも届かない体たらくだったため、未だに2度目の放送は行われていません。天才・宮崎駿とて、全ての作品を成功させるのは難しいという事ですね。

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