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世界の宗教人口ランキング

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日本人は特定の宗教を信仰しない、無宗教者の割合が多いです。アメリカのギャラップ社が調査した統計によると、日本で信仰を持っている人の割合は25%で、対象143カ国の内で136位だったという事です。お正月は神社に初詣に行き、お盆はお寺で墓参りをして、年末にはクリスマスを祝うという節操の無さからも、日本人の宗教観が極めて希薄である事がうかがえます。

そんな日本と異なり、海外では特定の宗教を信仰する人の方が多いです。以下の表は、世界の宗教別人口のランキングです(ソース;百科事典「ブリタニカ年鑑」)。

世界の宗教別人口ランキング
順位 宗教名 人口 信者の多い国 備考
1位 キリスト教  22.5億人 アメリカ:2.3億人
ブラジル:1.8億人
ロシア:1.2億人
カトリックが11億人
プロテスタントが約4億人
2 イスラム教 14.3億人 インドネシア:2.0億人
パキスタン:1.8億人
インド:1.8億人
国によって戒律が大きく異なる
(女性が顔を出せるか等)
3 無宗教 9.5億人 中国・日本など 世界的に増加中
4 ヒンズー教 9.1億人 インド:8.3億人 ほぼインドのみの宗教
5 仏教 3.8億人 中国:2.4億人 タイは人口の9割が仏教徒

世界で最も人口の多い宗教はキリスト教で、約22.5億人です。データ集計時(08年)の世界人口がおよそ67億人でしたので、全人口の3分の1がキリスト教徒だったという事になります。

※現在では世界の人口は更に増えていますが、各宗教の比率はさほど変化していないので、ランキングに変動はありません。

国別で見ると、キリスト教徒が最も多いのはアメリカの2.3億人で、これは人口のおよそ7割に相当します。2位はブラジルの1.8億人で人口の9割、3位はロシアの1.2億人で7割強です。キリスト教はこれら以外の国でも広く信仰されており、アジア、中東、アフリカ北部以外のほとんど国に多くの信者を持っています。

キリスト教は、大きく分けて「カトリック」と「プロテスタント」の二つの宗派があります。人口比率では、カトリックが圧倒的に多く11億人で、プロテスタントが約4億人、残りは正教会などその他の宗派です。アメリカのキリスト教信徒の比率は、プロテスタントが約55%、カトリックが45%と大きな差はありません。メキシコやブラジルなど、中南米のキリスト教徒は大半がカトリックです。ヨーロッパでは、フランスやドイツなどはカトリックが多いですが、スウェーデンやフィンランドといった北欧ではプロテスタントが主流です。

イスラム教の次に多いのが「無宗教」の人々

信者の多い宗教ランキング2位は、イスラム教の14.3億人です。イスラム教徒が多い国は、1位がインドネシアの2億人、2位がパキスタンで1.78億人、3位がインドで1.77億人となっています。

イスラム教と言えば、サウジアラビアやイランなど中東の国を思い浮かべる人が多いでしょうが、ランキングの上位には入っていません。中東の国々は、国民の大半がイスラム教徒ですが、そもそも人口が少ないため、インドやインドネシアなどと比較して信者数は多くないのです。

なお、イスラム教徒の人口は2050年にはキリスト教徒を上回る・・・と試算する専門家も多いです。インドネシアなどの上位3ヶ国に加え、エジプトなどアフリカでも人口が増加しているイスラム教国家が多いからです。

これらキリスト教とイスラム教、それに仏教を加えた3つは「世界三大宗教」と呼ばれています。信者数では、3.8億人の仏教よりも、9.1億人のヒンズー(ヒンドゥー)教の方が多いですが、世界三大宗教と扱われているのは仏教です。ヒンズー教はインド以外の国ではほぼ信仰されておらず、世界的な宗教とは言えない事が理由です(インドではヒンズー教徒が人口の8割)。ただし、ヒンズー教も加えて世界四大宗教とする場合もあります。

仏教の国別人口は1位が中国の2.4億人で、2位は日本の約8400万人となっています。しかしご存知のように、日本人の大多数は無宗教で、8400万人も仏教徒がいるとは考えにくいです。各国の信者数は、あくまでその宗教団体の「自称数」に過ぎません。そのため、日本では仏教や神道(神社)や創価学会等の発表する信者数を合計すると、全人口を上回るという矛盾が生じます。

例えば、キリスト教では洗礼を受ける事で信者と認められますし、イスラム教への入信はシャハーダという儀式が必要です。それに対し、日本の仏教は信徒になる明確な定義がありません。お寺によっては、檀家数だけでなく参拝客を全て信者とカウントしていて、実態とはかけ離れた数字になっている・・・という専門家の口コミも聞かれます。それでも、日本人の多くは宗教に無関心なため、明らかにデタラメな数字でも問題視する国民は少ないのです。

世界の宗教人口ランキングまとめ
・世界で最も人口の多い宗教はキリスト教の22.5億人
・イスラム教は2位だが、将来的にはキリスト教を上回る試算
・日本は仏教徒が多いと扱われているが、実際は大半が無宗教

実際のところ、世界で三番目に多いのはヒンズー教でも仏教でもなく、9.5億人の「無宗教」だとも言えるのです。日本人の大多数は無宗教ですが、実は中国人もそれ以上に多いです。中国は仏教をはじめ、儒教や道教など様々な宗教が存在していますが、実は信仰心のある国民は少なく、大半が無宗教なのです。科学が発達するほど、宗教に懐疑的な人が増えるのは当然なので、21世紀後半には「無宗教」がランキング1位になっている可能性もありそうです。

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