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100均の原価〜最も安い&高い商品は?

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食品、文房具、コスメ、おもちゃなど、様々な商品が販売されている100均(100円均一ショップ)。日本独特の文化なようで、近年増加している中国人観光客などにも大人気です。

100均では、一般のスーパーなどの10分の1以下の価格で販売される商品もあり、非常にお買い得です。しかし中には、他のお店で買うのとあまり変わらない、コスパが良くない商品もあります。そこで、百均の主要な商品の原価率を一覧にしました。

100均の商品の原価

※データソース;「価格と儲けのカラクリ(神樹兵輔・著)」

100均で最も原価の安い商品は歯ブラシで、何と1円だそうです!材料費だけでも1円では済みそうに見えませんが・・・一体どうやって作っているのでしょうね? しかし本当に1円だとすれば、歯ブラシが最もコスパが悪い商品といえますね。

次いで原価が安いのはビニール傘の10円です。ビニール傘といえば、電車やお店の忘れ物で常にトップに来る物ですが、これだけ安い事を知れば、無くしても悔しくない気になりますね。

乾電池の原価はおよそ80円です。昔の100均の乾電池は、すぐ切れる粗悪品も多かったですが、近年は性能も向上し、かなりコスパが良い商品になりました。最近ではエネループばりの充電可能な電池も販売しているので、使い勝手は更に増しています。

なお、土鍋やスキレット(フライパン)など、一部の商品は原価が100円以上かかっています。原価100円超の商品を100円で売ると当然赤字ですが、100均ではマージンミックス戦略を行っているため、問題がないのです。

マージンミックス戦略とは、様々な商品を平均して原価率を低く(6〜7割程度)抑えられれば良い、という考え方です。100均は衝動買いする客が多いので、原価が100円を超える目玉商品で多くの客を呼び込み、他の原価率が低い商品も一緒に買ってもらう事で、合計で利益を出すという仕組みです。大阪で有名な激安店「スーパー玉出」が『卵一個1円!』とかでセールするのも、全く同じ経営戦略です。

100均が原価を抑えるための経営戦略

100均はマージンミックス以外でも、コストを抑えるために様々な工夫がされており、経営戦略の宝庫です。まず、商品の生産は中国のような人件費が安い国に大量発注しています。そして数十万〜数百万個を一斉に発注する事で、コストを限界まで抑えているのです。

他に、100均は宣伝費が不要というメリットもあります。100均は名前だけで100円で販売している事が明白ですし、客も「何かお得なモノがないか?」と能動的に来店する人が多いので、わざわざテレビCMなどで宣伝する必要がないのです。

また、100均の店舗には社員がほとんどおらず、従業員はパートやアルバイトが大半です。100均では、一部の商品を除いて全て100円なので値札を付ける手間が不要ですし、レジでの計算も簡単なので、パートやアルバイトでも問題なく店舗運営できるのです。このように人件費が削減できる点も、100均の大きなメリットです。

100均の商品の原価一覧まとめ
・100均で最も原価の安い商品は歯ブラシの1円
・土鍋やフライパンなどは原価が100円以上でコスパが良い
・中国など人件費の安い国に大量発注する事でコストを抑えている

ちなみに、これまでの100均の商品は中国で生産される事が多かったですが、近年は中国の人件費が高騰しているため、ベトナムなど更に人件費の安い東南アジアに移行が進んでいるようです。ですがベトナムなどでも経済成長で人件費は上がってきています。

日本では財務省の陰謀により、消費税増税のリスクも高まっています。10年後や20年後には、100均というビジネスモデルは存続できるのでしょうか?庶民の味方である100円ショップには、ぜひこの逆境を乗り越えて永続していって欲しいですね。

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