日本と世界の統計データ

シニア層のスマホ(携帯)やパソコン所有率

HOME > 生活 > シニア層のスマホ(携帯)やパソコン所有率

日本は、世界で最も酷い高齢化社会に突入しています。そして高齢者〜シニア層の人々は、ネットの世界では「新聞やテレビに洗脳されている情弱」というイメージが浸透していますが、本当なのでしょうか? そこで、2018年時点でのシニア層(60歳台&70歳台)の人達のスマホやパソコンの所有率を見てみましょう。

※ソース;データで読み解くスマホ・携帯利用トレンド

ご覧のように、シニア層の人達はスマホ・ガラケーの所有率は約半分、またPCを持っている人もおよそ5割という統計結果が出ています。そして、いずれか一つ以上を所有している人は、実に90%にのぼります。

少々古いガラケーでも、大体はインターネットに接続できるはずですし、今時パソコンを持っていてネット回線に繋げていないという人も滅多に居ないでしょう。ということでシニアの人達は、9割までは行かなくとも、8割くらいの人達は、何らかの端末でインターネットに繋げることが可能な状況です。

2000年代に入って「デジタルデバイド(情報格差)」という言葉が、IT業界では流行りました。高齢者はネットにアクセスできないから、若者との情報格差がどんどん大きくなり、時代に取り残されていく・・・という問題が指摘されたのです。しかしiPhoneなどのスマートフォンの登場や、パソコンやADSL・光回線価格の下落が予想以上に進んだことで、少なくともシニア層がネット情報にアクセスできる環境は整ってきたのです。

ただしデジタルデバイドが完全に無くなったのか?と問われれば、話は別です。ネットに接続できる端末があっても、それを十分に使いこなせているシニア層の数は極めて少ないからです。

機能を絞り込んで操作を簡単にした「らくらくフォン」なんて代物が売られている事が、それを証明しています。また、LINEやフェイスブックやTwitterなどのSNS利用率もシニア層は低く、使っていっても友達やフォローワーが極めて少数です。おそらく大半のシニアが、アカウントは作ったものの楽しみ方が分からず、幽霊アカウント化しているのでしょう。

シニア層も代替わりして、デジタルデバイドは消えていく?

しかし「シニア=情弱」という状況も、段々と変わっていく事が予想されます。確かに現在の60代70代は情弱が多いですが、10年後や20年後にシニア層になるのは、ネットに慣れ親しんだ現在の40〜50代の人達です。世代は代替わりしていくので、ネットを使いこなせない老人というのも、時と共に少なくなっていくでしょう。

★関連ページ;女子高生のスマホ保有率と一日の利用時間

現在は若者が「デジタルネイティブ(幼少期からネットに慣れ親しんでいる)」と呼ばれますが、10年後にはシニアも世代代わりしていき、ネットの使い方やデジタル機器がさっぱり分からない〜なんて人は少数派になっていきます。

 

そもそも上記の記事のように、現在80歳を超えているのにプログラミングに取り組んだり、3Dプリンタを使ったりするデジタルアクティブなシニアも存在しています。結局、時代に着いていけるか、情弱老人として衰退していくかは、本人次第と言えます。

シニア層のスマホ(携帯)やパソコン所有率
・パソコンやスマホ(携帯)の所有率は共に50%程度
・ネット接続できる何らかの端末は、8割のシニアが保持している
・ただし十分に使いこなせてはおらず、デジタルデバイドは存在する

日本は少子高齢化社会で、人口ピラミッドが逆三角形をしています。20年も経たないうちに、ネットやデジタル機器に慣れ親しんでいて、しかも人口も多い団塊ジュニア世代(1970年代前半生まれ)がシニア層になっていきます。現在のネットビジネス・サービスは若者向けが大半ですが、天下を取りたければ、ネットを使えるシニア層予備軍にターゲットを向けた方が賢明では?

※当ページへのリンクはご自由にどうぞ。但し画像・文章の転記や複製は禁止です。引用される際は当ページへリンクして下さい。
Copyright (C) 2017 https://toukeidata.com/ All Rights Reserved.