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日本全国のラーメン屋の店舗数

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日本で最初にラーメンを食べたのは、ドラマの水戸黄門で知られる徳川光圀だと言われています。水戸黄門がラーメンを食べたのは1665年とされていますので、およそ350年も前の事です。言うまでもなくラーメンは中国が発祥ですが、この350年で日本の国民食と言える程の人気を獲得しました。

2017年現在、日本全国にラーメン店は約32000軒も存在しています。これは電話帳に「ラーメン店」として登録されている数であり、中華料理屋やファミレスなども含めるとおよそ20万軒になると言われています。以下の図は、それぞれの都道府県でどれだけラーメン店があるのかをインフォグラフィック風に表したものです。

★データ参考サイト:都道府県別統計とランキングで見る県民性

都道府県別ラーメン店数

全国のラーメン店舗数ランキングでは、当然のように人口が最も多い東京都が最多です。東京の人口は日本の約10%ですが、3296軒は全体の10%程度なので、特別多くもなければ少なくもなく、人口比で見れば当然の結果です。2位は1999軒の北海道、3位は1507軒の福岡と、どちらも名物のラーメンがある地域(札幌の味噌ラーメン・博多のとんこつラーメン)ですね。

そんな中で、大阪は人口が多いにも関わらず、ラーメン店の数は1204軒で8位と、意外と多くはありません。名物ラーメンが無い事も影響しているでしょうが、大阪人はラーメンよりも「うどん」好きが多い事も理由でしょう。なお、最下位は168軒の鳥取です。

人口10万人当たりの店舗数で見ると、山形県が67.41軒でダントツです。山形はラーメンの消費量が日本一というデータもあり、それだけラーメン好きが多い地域という事なのでしょう。一方で、最も少ないのは奈良県の12.97軒です。奈良は総店舗数でも45位タイと低く、最もラーメンに縁遠い都道府県と言えます。天理ラーメンなどは有名なはずなので、少し意外な結果ですね。

日本全国のラーメン屋の店舗数まとめ
日本のラーメン屋(専門店のみ)の総数は約3万2千軒
・都道府県別ランキングでは、総数は東京が最多、人口比では山形県が最多
・大阪は意外に多くない(うどん好きだから?)

ところで、日本ではカップラーメンも人気が高いです。世の中の多くのカップラーメンは、お湯を入れて3分で出来上がるようになっていますが、成分を工夫すれば1分で出来上がるカップラーメンも作れるそうです。それなのに何故3分になっているかと言うと、ある程度待たされる事で食べたいという欲求が膨らみ、より美味しく食べられるようになるそうです。1分だと気分が高まりませんし、5分だと長すぎてイライラします。3分は短かすぎず長すぎず、絶妙なタイミングとして設定されているのです。

ちなみに、お酒を飲んだシメにラーメンを食べたくなる経験をした事がある人は多いでしょう。お酒には利尿作用があるので、大量に飲むと体内から塩分が過剰に排出され、軽い脱水症状を引き起こします。そのため、体が塩分を欲して、ラーメンを食べたくなるのです。また、ラーメンのスープに使われる魚介や肉類にはイノシン酸という旨み成分が含まれています。イノシン酸はアルコールを中和する働きを持っているので、つまりお酒を飲んだ後にラーメンを食べるのは、体に良い効果をもたらすとも言えます。無論、カロリーオーバーには注意ですが・・・。

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