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世界市場と日本での自動車メーカーのシェア比較

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日本の自動車メーカーの技術力は世界でもトップクラスで、燃費の良さや安全性能の高さで世界的に人気です。但し、日本と世界での販売台数シェアを比較すると、微妙に異なります。

世界の自動車メーカー販売シェア

※データ出典;書籍「日経業界地図・2017年版」。下グラフのデータも同様。

2015年の世界の国別自動車販売台数はおよそ8950万台。1位が中国の2460万台、2位がアメリカの1784万台、3位が日本の505万台となっています。このように、中国とアメリカの二カ国だけで、世界全体の販売台数の約半分の規模です。つまり、この二カ国が自動車メーカーにとって最重要な市場となります。

世界の自動車シェアでトップを獲得しているメーカーは、日本のトヨタです。とはいえ、2位のゼネラルモーターズ(アメリカ)、3位のフォルクスワーゲン(ドイツ)とは僅差であり、近年はこの3社が世界トップの座を争う形になっています。なおフォルクスワーゲンは、2015年9月にに燃費の不正改ざん問題が発覚していますので、2016年は首位争いから陥落する模様です。

日本の自動車メーカー販売シェア

そして国内での販売台数トップは、世界市場と同じくトヨタです。以下、2位がホンダ、3位がスズキと続きます。一方で、世界シェアで2位、3位だったゼネラルモーターズやフォルクスワーゲンはランクインしていません。海外メーカーの車(特にアメ車)は、サイズが大きい、燃費が悪い、故障が多いなど、日本の道路事情に適していないです。それなのに値段だけは(関税などもあり)日本車よりも遙かに高額でコスパが悪すぎる事が、売り上げが振るわない原因です。

ちなみに韓国の現代(ヒュンダイ)は、世界市場では8.6%のシェアがありますが、日本での新車販売台数はゼロ台です。現代はかつては日本でも販売店がありましたが、「在日すら買わない」と揶揄されるほどの売れ行きの悪さから、2009年に日本市場から撤退したのです。近年、韓国の自動車製造技術は上がってきているものの、まだまだ日本には遠く及ばないです。自動車の不具合は命に関わるので、信頼性に乏しい韓国メーカーが選ばれないのは当然でしょう。

世界市場と日本市場での自動車メーカーシェアまとめ
・世界の自動車市場は、中国とアメリカで約半数を占めている
・世界市場、日本市場、共にトップシェアを獲得しているのはトヨタ
・アメ車はコスパが悪すぎるので、日本では売れていない

このように、日本では外車はあまり売れていません。アメリカの45代大統領に就任したドナルド・トランプは、日本はアメリカで多くの車を販売しているのに、日本でアメ車が売れないのは不公平だという、馬鹿な主張を繰り返しています。しかし、日本市場に合わせた車の開発に真剣に取り組まない限り、日本でアメ車の販売数が増加する可能性は無いです。トランプは自動車は諦め、シェールガスの輸出に精を出す方が、貿易赤字の縮小に有効だと気付くべきですね。

 

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