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韓国の人口推移と将来予測

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日本に最も近い国=韓国。2002年には日韓ワールドカップが開催され、2004年には韓国ドラマ「冬のソナタ」が日本で大ヒットするなど、日本で韓国ブームを築いた時期もありました。しかし近年の両国は、お互いに反日・嫌韓感情が高まっており、ワールドカップの頃の友好ムードは無くなっています。

以下は、韓国の人口推移と将来予測(国連の人口予想【中位予測】)を表したグラフです。

韓国の人口推移と将来予測

1980年以降、韓国の人口推移は増加しており、2018年現在はおよそ5000万人になっています。日本の人口がおよそ1億2000万人なので、韓国はその4割程度です。しかし、国土の面積で比較すると、日本が約38万平方キロメートル、韓国が10万平方キロメートルとおよそ4倍の差があるので、韓国の人口密度は日本よりもずっと高い事になります。

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特に首都ソウルに人口が集中しており、国民の5分の1に相当する約1000万人が住んでいます。東京の人口は約1200万人で日本の人口のおよそ10分の1なので、韓国は日本以上に首都集中型の国になっているのです。

しかもソウルは、北朝鮮との国境から40キロ程度しかないという、極めて地政学リスクの高い立地でもあります。ご存知のように韓国と北朝鮮は、定義上はまだ戦争状態(一時休戦中)なので、ソウルは世界で最も危険・脆弱性が高い首都だと言えます。

ちなみに東京駅から成田空港が約50キロという事と比較すると、その近さが伺い知れます。

世界最悪の少子高齢化に加え、女性の比率が少ない問題も

しかし、韓国は2035年頃をピークに、以後は人口が減少していくと推測されています。その理由は、日本以上の少子高齢化社会になっている事です。韓国の2015年時の出生率は1.24で、これはOECDに加盟している34カ国中で最下位の数字です。少子高齢化が社会問題になっている日本の出生率が1.46なので、韓国の状況は日本を大きく上回る深刻さです。

1970年の韓国では、出生率が4.53もありました。そのため、人口激増を恐れた韓国政府は、子供を3人以上産んではならないと制限する「産児制限政策」を制定しました。

当時の韓国は先進国入りを目指しており、国民1人当たりの所得を増やす必要があると考え、お金を無駄に使わないよう子供の数を制限する方針を打ち出したのです。その後、この政策に関係なく韓国経済は大きく発展しましたが、一方で少子高齢化が進む問題が深刻化したのです。

加えて韓国社会は、男尊女卑の傾向が極めて強いです。韓国では家系が重視されているため、子供は男の子を望む「男児選好」の夫婦が多いです。ゆえに韓国では、男性の数が女性を大きく上回っており、2030年頃には男女比率が120:100になると見込まれています。こうした男女比がいびつな社会になると、当然結婚できない男性が多い(=出産適齢期の女性が少ない)ことで、人口減少に拍車を掛ける羽目に陥りつつあります。

韓国の人口推移と将来予測まとめ
・韓国の人口は微増傾向だが、2035年頃から減少を始める予測
・政府の産児制限政策で子供の数が減少した
・男女の比率がいびつ(男性が女性より多い)という問題も抱える
・地政学リスクの高い首都=ソウルに人口が集中している

日本と韓国は、少子高齢化だけでなく年功序列や学歴重視な社会構造もそっくりですし、資源が乏しく自動車や家電の輸出で稼ぐという経済構造まで似通っています。ただし日本で嫌韓ブームが起きている理由は、韓国人の非礼が主な原因です。

日本としては、韓国の政治的煽りを無視して、社会構造は似ていても人々の堅実・誠実さは別次元である事を世界にPRして、輸出や観光客誘致で奴らを出し抜く事に徹するべきです。

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